無料の古紙回収は信頼に基づいて行われる
日本は古紙回収が推進されている国のひとつです。古紙回収率は2019年に79.5パーセントという数字となっていますが、1970年当時は約40パーセントにも満たない状況でした。50年もの月日を経て、古紙回収率は2倍になっており、リサイクル先進国であることが分かります。しかし、紙の消費量は2000年頃をピークとして、ここ数年はやや落ち着いてきているようです。その理由は、人口減や少子化、さらにあらゆる紙媒体が電子書籍化されていることが要因であり、この傾向は横ばいもしくは、さらに続くものと予想されます。
さらに、リモートワークの推進により、紙需要の減少は顕著となりました。リモートワークが少しずつ解除されていけば、普段の数字に戻ると予想されますが、しばらくは厳しい状態が続くと考えられています。
しかし、企業や工場で古紙回収が必要ないというわけではなく、無料で回収してくれる業者は頼りになる存在です。やはり、大量の古紙はできれば無料で回収して欲しいのが多くの企業や工場の考えですし、安心して任せられる業者の存在は大きいでしょう。企業が取り扱う書類には個人情報や会社の内部の情報も文書化されていることがあります。機密処理をきちんと行ってくれる業者に依頼してリサイクルに繋げています。